Shadow of time –光で読む壁掛時計 2009

時計の針は、時間に正確すぎであって、とてもいらだたしい。
私たちがどんなに違う方向を見ていようと、時計は視界に入ってくるし、常に私たちを急き立てようとする。
時計は私たちに時間を知らせるために存在するのであって、急き立てたり締め付けたりする必要はない。
太陽によってできた影が時間によってその形と方向を変えることは知られているが、
時間を示すためにこのイメージを時計に用いた。
日の出と日の入りに似た、柔らかな光の流れを感じてほしい。